ヤジマキモト上槽
この日がやってきました!

ヤジマキモト上槽。
ヤジマ=小清水産こしいぶき使用
キモト=生酛仕込み
上槽=搾り
つまり、ついに明日12/14小清水の酒を搾るのです!小清水の酒が動き始めて約二カ月です。
生酛造りとは、江戸時代に主流だった、自然の力を利用した日本酒造りの技法。現代の主流である「速醸酛」造りでは、人口の乳酸を添加するが、生酛では乳酸菌をいちから育てて乳酸を生成します。
時間もかかるし、手間もかかる。味わいは複雑で幅のある味になります。
搾りには、これまた昔ながらの槽搾り(ふねしぼり)搾り。布の袋に少しづつもろみを入れて、槽(ふね)に積み上げ時間をかけて搾ります。無理に搾らない分、自動圧搾に比べて優しい味になります。
槽に上半身を突っ込んで、たくさん袋を積み上げるので大変な作業です。
加えて、超低精白。お米の食べて美味しい部分は、お酒造りにおいては、雑味になりがちですが、うまく管理して、滋味深い味にする。
全ては小清水の暮らしを味で表現するため。お米作りから考えれば、たくさんの小清水の要素が詰まったお酒になりました。
このお酒がついに明日、搾られますー。