「いま」価値がなきゃ消える
どんなに歴史的意義があって、人の想いの詰まったものでも、「いま」この現代において価値がなければ淘汰されます。
柏崎には「大久保陣屋跡」という建物がありました。江戸時代の役所であり、明治の廃藩置県のときは、いまはなき「柏崎県」の県庁でもあった建物です(正確にはその建物のの一部)。しかし、数年前に老朽化が進み、解体撤去となりました。
この建物の歴史的意義についての詳細は省かせていただきますが、地元の郷土史に詳しい老人に話を聞いたら、小一時間は帰れないこと請け合い。
そういう建物でも、いま現代でお金を生み出せずコストセンターのままでは、消えゆく運命なのです、たとえ地域の人々の精神的支柱だったとしても。
翻って、自分の住む小清水と集落の氏神様。たくさんの人が住んできた土地。篤い信仰心が注がれた神様。いま現代の世の中で、どう価値を出していくか。もちろん、お金だけではないが。

歴史と想いを受け継ぎつつ、いまの価値を作りたいです。