とにかくやってみて、たくさんの「うまくいく」を積み重ねる
有限会社エコカレッジ代表の尾野 寛明さんにお会いしてきました。
東京から島根に移転して倉庫代が100分の1
尾野さんは学生時代に古本のビジネスを手がけ、2001年に東京都文京区でネット古書店を創業、その後、本社をまるごと島根県に移転しました。移転先が過疎地で土地が安く倉庫代は100分の1になったそうです。
障がい者雇用にも取り組まれ、耕作放棄地での農業の作業受託もされているとのこと。また、地域づくりの「実践塾」を運営し、「無理のない地域活性化活動」を提唱されています。
ネット古書店のキャッチフレーズは「過疎と戦うインターネット古書店」
積み重ねて生活の糧を得る
尾野さんの障がい者雇用は小林さんと同じ、就労継続支援A型。事業主は、障がい者と雇用契約を結び就労に必要な訓練を仕事をしながら習得させていきます。
尾野さんの就労施設に従事する利用者さんは古本業の他に、耕作放棄地での農業、地元名産品の加工、和紙の製作などをしているとのこと。「季節労働」や「地域の困りごと」を集めて、事業として成り立たせたと言います。
とにかくやってみる
「自転車操業ですよ!」と笑いながら話す尾野さん。そうはいってもしっかり事業として成り立っているのですから、すごいことだと思いました。
なぜ尾野さんのように、仕事をつくりあげることができるのでしょうか?
「とにかくやってみる」ということだと、思います。尾野さんの様々な取り組みを見ていると、机上の空論だけでは思い浮かばないであろうアイディアがたくさんあります。とにかくやってみて、うまくいったものを集めて形にした、ということだと思います。
尾野さんも「失敗はたくさんしました」とおっしゃってましたから。
現代社会は移り変わりの早い時代。トライアンドエラーをガンガン繰り返して、うまくいく形を実践で探していくことが大事だと感じました。私たちの生き残り方も、ここにあるかな、と。
トライすることは若者の特権ですよねぇ!他人にオイシイところを持ってかれる前に、先行者利益を取りにいきましょう!