欲しがらない人を責めてなんになる
2週間前に撮影。
もう桜も散っちゃいましたね。
文句を言っても変わらない
さて、唐突ですが、音楽離れが深刻化しているとのこと。
音楽離れは「有料の音楽」離れに限らず「音楽そのものから距離を置く」と共に
まぁ今の時代は音楽以外にも、色々な楽しいことがありますからね。インターネットで動画がたくさん見られたり。YouTubeとか、見だしたら止まらないですから。気がつくと、あっという間に1〜2時間経ってしまいます。
音楽を聞かない人が増えたことについて、「無料配信、違法ダウンロードが増えたから…」とか「iTunes Storeの業界再編以降…」とかいう人が、いらっしゃいます。それも確かにあるんでしょうけど単純に今の音楽が、サービスとして、商品として、消費者にとって魅力が無いからなのではないでしょうか。
業界が悪いとか、時代が悪いとか言ってもしょうがないです。文句ばっかり言っても何もかわらないです。
農業、特にお米もそんな感じですよね。日本人のゴハン食離れって、よく言われますけど、農業業界が悪い、JAが悪い、農政が悪いと言っても何も変わらないです。自分たちでできることを始めた方が、早く解決の糸口が見つかるように思います。
全国にある過疎が進む集落も、同じです。「伝統的な集落なのだから残すべき」「自然に寄り添って自然と共に生きるのが人間のあるべき姿」とか言っても、それだけじゃ人は住みませんよね。
消費者批判は良くない
業界批判はまだしも、一番良くないと思うのは消費者批判。「現代の消費者は、なってない」、「我々のこんなに素晴らしい○○を買わないなんてけしからん」っていうのは、負け惜しみに聞こえてしまいます。欲しがらない人を責めてもしょうがないです。
音楽もお米も集落も、選ばれるためにできることをした方が良いのではないかと思います。
さてこんなことを言っているいま、読みたい本がコレ。
グレイトフル・デッドのマーケティングと集落の存続
アルバムを販売するより、ライブそのものに全力を注ぐ。ライブ会場の飲食店、売店を盛り上げ巨大なマーケットを作る。「デッド・ヘッズ」という熱心なファンコミュニティを作る。1965年に結成されたグレイトフル・デッドは、いまのマーケティングに通じることをしていたそうです。
いいCDを作る、いいお米を作る、いい集落にする。移り変わりの激しい現代は、それだけじゃ生き残っていけないようです…。いいものを作れば売れるという時代は終わった、というよりそんな時代は歴史の教科書に載るくらい過去のことだ、と言うひとがいるくらいですからね…。
どうしたら、生き残っていけるか。考えていきたいと思います。楽しく…ね!