歴史が古いことは、すなわち多くの想いがあるということ
集落の中を歩いていると、古い石碑やお堂などを見ることがあります。歴史を感じさせるものです。
写真中央にはかつて、地蔵堂が建っていました。今は石碑が残るのみです。
歴史が古いということは多くの時間の経過があり、それだけたくさんの人が関わったということです。
多くの人が関われば、土地に込められた「想い」も多くなります。
昔のように集落の中だけで色々なことが済んでいた時代は、この土地の中でたくさんのことを思い、感じ、様々な感情を抱き生活を送っていました。言葉にならないたくさんの想いが、この土地に込められているんです。
時代がかわり、テクノロジーが進んだとしても、人の根本は大きくはかわりません。昔の人だって、私と同じように喜怒哀楽を抱えて人生を送っていたのですから。私も泣いたり笑ったり喜んだりで、生きています。私と変わらない、同じように生きた人間の、大勢の想いが土地に込められています。
この「想い」は、実際にここを訪れてみないとわかりません。ここで時間を過ごし、古い物をみて、人と話し、なんとなく感じ取るものです。