水際の頼りになるやつ
田植え後5〜7日間、田んぼは「深水管理」と言って、3〜5㎝の水深を保ちます。夜間の低温や風によって苗が痛むのを防ぐため、また田植えと同時に除草剤を散布した場合は、除草剤をしっかり効かせるため、です。
特に除草剤については、散布後5日間程度は、落水も掛け水もしちゃダメ。つまり除草剤を散布してからは水を足せないってことです。
そうなると重要になってくるのが、田んぼの保水力。なかでも畔が重要。畔はどうしても、もぐら、ねずみ、おけら、ザリガニとかが穴を開けますからね。そこで畔シートの登場です。
畔ポリシートを畔際に、1/3ほど埋めて上際を畔ピンで畔に止めていきます。このタイプの畔シートは毎年使い捨て。
こちらはお隣さんの田んぼ。畔シートは波板スタイル。これは翌年も再利用可能。
畔ポリシートは、この道具を使って畔際の土の中に埋めていきます。
動画のような感じで、青い鉄の円盤の重みで土の中にポリシートを埋めて、進んでいきます。これはエンジン付きですが。円盤も少し小さめ。
…これがとにかく重い。多分、20kgくらいあるんじゃないか?
この円盤が重い。
しかも、風が強いと、シートが円盤から外れる。その度にストップしてシートを円盤にはめなければいけない。前の会社では、一人で何町もやってました。ほんとしんどかったなぁ。
上記の動画は、2人で作業してますね。ただでさえ重いのに、エンジンも付いてたら、もはや一人では作業不可能でしょう。
と、まぁあの手この手を駆使して田んぼをしてます、その一つ。畔シートでした!