Chaos金太郎

移住10年目。新潟県柏崎の山間の集落を存続させるため活動中。

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水際の頼りになるやつ

   

田植え後5〜7日間、田んぼは「深水管理」と言って、3〜5㎝の水深を保ちます。夜間の低温や風によって苗が痛むのを防ぐため、また田植えと同時に除草剤を散布した場合は、除草剤をしっかり効かせるため、です。

特に除草剤については、散布後5日間程度は、落水も掛け水もしちゃダメ。つまり除草剤を散布してからは水を足せないってことです。

そうなると重要になってくるのが、田んぼの保水力。なかでも畔が重要。畔はどうしても、もぐら、ねずみ、おけら、ザリガニとかが穴を開けますからね。そこで畔シートの登場です。

畔ポリシートを畔際に、1/3ほど埋めて上際を畔ピンで畔に止めていきます。このタイプの畔シートは毎年使い捨て。

こちらはお隣さんの田んぼ。畔シートは波板スタイル。これは翌年も再利用可能。

畔ポリシートは、この道具を使って畔際の土の中に埋めていきます。

動画のような感じで、青い鉄の円盤の重みで土の中にポリシートを埋めて、進んでいきます。これはエンジン付きですが。円盤も少し小さめ。

…これがとにかく重い。多分、20kgくらいあるんじゃないか?

この円盤が重い。

しかも、風が強いと、シートが円盤から外れる。その度にストップしてシートを円盤にはめなければいけない。前の会社では、一人で何町もやってました。ほんとしんどかったなぁ。

上記の動画は、2人で作業してますね。ただでさえ重いのに、エンジンも付いてたら、もはや一人では作業不可能でしょう。

と、まぁあの手この手を駆使して田んぼをしてます、その一つ。畔シートでした!

 

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