『オールラウンダー廻』に、マンガの面白さの真髄を見た
大好きなマンガ『オールランダー廻』が、先日発売された19巻をもって堂々の完結!
主人公の廻(めぐる)は総合格闘技「修斗」のジムに通う高校生。かつて習っていた空手をベースに、これといった強みもないが、「投げる・打つ・極める」を総合的に駆使して勝ちを重ねていく。廻の成長と様々に描かれる人間ドラマが魅力のスポーツマンガです。
いやー、感動したー。なんちゅうか…。タイトル通りにて。読んでいて感じるのです。「マンガを読む喜び」というものを。本当、マンガとして面白いんです、これ。
作者はかつて『EDEN 〜It’s an Endless World!〜』という、マンガを書いた遠藤 浩輝。EDENは残酷な描写もおおく、他の短編集とかもとても暗い感じ。
『オールランダー廻』も、若干暗い人間模様はあるんですが…。それよりもマンガとしての面白さが勝っています。廻の成長やかつての幼馴染との軋轢、ジムメイトとの交流、そして修斗という競技の面白さ、これらが見事に書き上げられていて秀逸。筆者は漫画家として成長されたんでしょうね。
なんども言います!『オールラウンダー廻』に、マンガの面白さの真髄を見た!おすすめです。