着席しない、起立しつづける
ある人が、夢を追い続ける姿勢を「着席しないで起立し続ける」と、表現していました。
夢を諦め着席してしまう
その人の若いころ、まわりには夢を追いかけている友人がたくさんいました。しかし年を重ねて仕事をするようになり、家庭を持つようになると、多くの人が夢を諦めてしまいました。
その人は夢を諦める友人たちの姿を見て、「あんなに一生懸命に『俺は夢を追いかける！』と言っていたのに…。みんな、いつのまにか夢を諦め、まるでおとなしく着席してしまったかのようだ」と感じたと言います。
しかも、夢を諦め着席するのは一人だけでなく、ある時期になると周りのたくさんの人が着席してしまったそうです。
その人自身も夢を追いかけ続けているので「寂しいなぁ…」と思ったそうですが、ふとあることに気がつきます。
周りが着席すると見晴らしがよくなる
それは周りが着席した分、見晴らしがよくなったこと。見晴らしがよくなると、遠くの方でまだ起立し続けている人がいるのが見えます。それは今まで見えなかった人です。
着席しないで起立し続ける人たちは、熱い人たちです。見晴らしが良くなると、熱い人たちがお互いの姿を発見して、繋がります。
まわりの夢を追いかけていた友人たちはいなくなってしまったけど、かわりに新しい仲間ができたと言います。
恵まれない環境で続けられるか
柏崎に移住してきて、これだけ大きい街なのに、ライブハウスがないのにビックリしました（ライブをやる場所や機会はあります）。バンドやってる人も大変だけど、遊びに行く側も遊び続けるのは大変だなと思いました。
ライブハウス行くのに隣町まで車で行かなければならないですからね。酒を飲むなら泊まりがけ！
そういう状態で、どこまでやりたいことを続けられるか。遊び続けられるか。
情熱があるだけでは続かないでしょう。いかに続けられる環境を整えられるか。戦略的に環境を作り上げる、というか。そういう努力が必要でしょうね。
諦めなければ、夢は叶う
月並みな言い方になってしまいますが、諦めなければ夢は叶います。諦めずに続けていれば、新たな出会いがあり、その繋がりが自分を鼓舞してくれます。
熱い仲間がまわりにいれば、夢を追い続ける環境も整っていきます。
これは東京よりも、何もない地方での方が効果的な考え方ですね。東京では夢を追い続けている人、多いですから。
地方で、みんなが着席していってしまうからこそ、やり続けるのが難しいからこそ、諦めない人が輝く。