いまの心模様が更新されることが感動するということ
冲方丁 の「光圀伝」を読んでいます。同じところを何回も読み返してしまうほど、面白い。
本の世界に入っていくことは、とても気持ちが良いことです。入っていくというか、吹き飛ばされるというか。英語で「感動する」は「Blown away(吹き飛ばされる)」とも言うそうですが、そんな感覚か。うまく吹き飛ばされると、もう気持ち良くて気持ちよくて…。一人、ニヤニヤしながら読書していることが、よくあります。
いまの心模様、今抱えている感情が全く新しいものに更新される。これって、私にとっての「感動」なのかな、と思います。新しい感情はなんだっていいんです。切ない、感傷的、ワクワク、未知の体験、清々しい、なんでも良い。重要なのは、いまある感情が更新され、いまとは違う新しい心模様になること。その過程が気持ちよくて、感動する。入れ替わった瞬間が、気持ち良い。
音楽、小説、映画、景色、出会い、人との会話。感動する機会はたくさんあります。感動するものに出会えた時の喜びは、何物にも代えがたい。心が豊かになりますね。これからも感動を集めて生きていきたい。