Chaos金太郎

移住10年目。新潟県柏崎の山間の集落を存続させるため活動中。

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欲しいものは簡単には手に入らないから、目標は更新される。

   

本当に欲しいものがあるなら、少し上を目指しましょう。

受験における第一志望校の決め方

大学を受験するとき、個別指導の塾に通っていました。講師の多くが大学生のアルバイト。アルバイト講師は科目の授業だけでなく、どの大学を目指すか?など進路指導もしてくれていました。大変お世話になった、とある大学生のアルバイト講師の方がこんなことを言ってくれたのです。

「本当に行きたい大学を第一志望にするな。第一志望は本当に行きたい大学の少し上に設定しろ。目標よりも上を目指して進むことで、本当に行きたい大学がやっと、合格圏内に入ってくる」

当時、わたしは「ダリ〜…」とか思いながら、その話を聞いていました。そして言われるがままに、少しどころかかなり上の大学を第一志望にしてしまったのです。いざ夏期講習とかが始まったりすると、その目標をダシにまぁ、メチャクチャ勉強させられる。

アルバイト講師からは「自分で決めた目標だろう?いまの君の勉強量じゃ全然ダメ!話にならない」と、かなりのダメ出し。最初はやる気が無かったのですが、乗せられたとはいえ自分で決めた目標ですから、そのうち本気になり始めました。

かなり上の大学も本気で目指すようになり、今までの自分では考えられないほどに勉強へ没頭。結果、第一志望は逃したものの、当初考えていた「本当に行きたい大学」よりも上の大学を合格することができたのです。

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本気で目指しても…

逆にいえば本気で目指したゴールでも、ほんの少し下のゴールにしか到達できない、ということなのかもしれません。本当に欲しいものは、なかなか手に入らないです。

本気で目指したゴールに進みながらも、少し下のゴールに到達。「この程度かな…」と、その結果を受け入れつつも、また本当に目指したいところの少し上を目指す…。その繰り返しで、長い目で本当のゴールを目指す。

そうやって微調整しながら、本当に欲しいものを手に入れていくのかもしれません。

だから現段階における何か欲しいものを手にしたからといって、満足はいつまでもできないのが普通です。常に目標や本当に欲しいものは更新されていくのが、正しいのではないでしょうか。

 

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