神事のような農業
明るい日差しで春の陽気になった昨日。お隣の農家さんちでは「苗代」という、稲の苗を育てるスペースを田んぼの中に作っていました。ベテラン農家さんです。
朝からおじいさんとおばあさんが、せっせと作業をしているのが、カフェの調理場の窓から見えます。
写真左側、夕方頃に一服するおじいさんとおばあさん。右側には見事な苗代。機械も使わずに水糸と鍬だけでびっくりするくらい「ピシっ」とした作業です。
ある種、神事のような農業だなぁと思いました。出来上がった苗代は神籬と言いますか、儀式の場所のよう。
作業というか、「営み」というか…。
昨日いらした農業を始めたばかりというお客さんは、このおじいさんに何やら話しかけていました。立ち話をしているのが窓から見えました。きっと田んぼのことを聞いたのでしょう。
他のお客さんが、二階の窓からおじいさんの農作業を見て、言うことには。
「こうやって人が仕事をしているのをじっくりと見させてもらうというのは、とても新鮮なことです」。
春のイーリーカフェも良いですぞ…!