7日間も水を漏らさないなんて無理！
2015/10/31
農業新聞を整理していたら、とある新聞広告が目に付いた。ちょっと前の、田植え時期の新聞だ。
田植え後、除草剤を流出させないように田んぼの水もれに注意しましょう、ということだ。なぜなら除草剤は水位が下がり田面が出ると、除草効果がなくなってしまうから。また自然環境への農薬の流出を防ぐためでもある。
けど…ウチの会社みたくたくさんの圃場があるところは、全部の田んぼを完璧に水管理できるわけじゃない。100枚以上ある田んぼ全部を7日間水漏れさせないなんて無理だよ！ザリガニやオケラは穴あけまくるし、モグラやネズミもいるし…。「昨夜見たときは水がいっぱいあったのに、水位がとても下がってる…！」と青くなりながら排水側に走って行ってみると…。「ズゴォッ〜！」とすごい音を立てて水が漏れていたり…。水漏れしている田んぼの排水側の畔で必死になって漏水箇所を探すも見つからず、何気なく見た用水側の畔が穴空いていて水がだだ漏れだったり…。作付けする品種がたくさんあるから、作業時期がバラバラで、あっちでは代掻きして、こっちでは田植えして、そっちは水位をキープ、という水管理を全部一人でやらされた今春の、苦い思い出が農業新聞とともに出てきた、そんな感じです。
あ、もっと精進します。