雪国に住む者の、冬の準備
2016/11/25
先週末、冬囲いをしました。
冬囲いとは庭木が雪で潰れないよう囲うこと、また家の一階部分の窓が雪で割れないよう板をはめること、を言います。積雪対策ですね。
今日、車2台をスタッドレスに履き替えました。
車のタイヤ交換は、雪国に住む者として必須のスキル。この時期、車屋はタイヤ交換で激混みですから。
着々と冬の準備が進んでいますねぇ…。
「今年は雪が多いそうだ…!」「あんな高いところにカマキリの卵がある(カマキリが高い位置に卵を産み付けると多雪と言われている)」「気象庁の季節予報によると…」毎年、雪が降る前にはこんな会話が、まるで挨拶のように交わされます。
雪国に住む者にとって雪の多少は、思いっきり生活に影響しますから。雪がたくさん降ればそれだけ、雪かきに時間が取られます。雪かきは、非生産的な活動です。どんなに汗水流して働いても一銭にもなりません(除雪が仕事の人は、お金もらってます)。
かといって雪かきしなければ家が潰れます。外に出られません。
ま、やわやわ付き合っていくしかないのが、雪です。覚悟を決め、どっしりと構えていくのです。
だから、冬の準備が進むとしみじみした気持ちになります。覚悟を決める儀式のようなものです。今年もこの季節が来たな、と。
雪が多いのも、悪いことばかりじゃありません。外出しないから家で家族とゆっくり過ごせる。暖かい鍋を囲んで仲間と語らう。時間を忘れてコーヒーを楽しむ。そうそう、雪解けした春の明るさもまた、雪が多ければ多いほど嬉しいものです。山菜もうまい!
どうか、平和な冬になりますように。