Chaos金太郎

移住10年目。新潟県柏崎の山間の集落を存続させるため活動中。

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歌う姿から気持ちが伝わって来る

   

スキンヘッドミュージックが好きです。

全力で歌う姿

大学生の時、「仁藾」というスキンヘッドのバンドが好きでした。演奏が上手くてメロディーもキャッチー。ギターボーカル、ベースボーカル、ドラムの3ピースバンドです(2010年解散)。よくライブに行っていました。

とあるライブでのこと。最後の曲で、ベースボーカルのひろきさんの声が掠れて出ていませんでした。対バンのレコ発ラストライブだったか、自身のツアーラストだったか、記憶が定かではないんですが、とにかく、最後の曲まで全力で歌っていたため声が掠れてしまっていたのです。

それでもひろきさんは掠れ声ながら、そんなの御構い無しに変わらずに全力で声を振り絞って歌っていました。その姿がとても印象的でした。かっこいいとか感動したとかではありません。完璧じゃなくても良い、大事なひと、ことのために全力を尽くす、という姿勢を学んだ気がします。

2016-02-22 21 34 09

涙が止まらない

「二拾九」という、これまたスキンヘッドのバンドが好きでした。他のスキンヘッドとは少し趣が違って、楽曲は明快なロックといった感じ。二拾九は、なんといってもライブが泣けてしまうのです。

初めて二拾九にライブに行ったのは、確か今はなき高円寺GEAR。上記の仁藾との企画だったはず。音源を持ってなかったので、初めて聞きます。どんなバンドだろう?と思いながら、演奏が始まりました。

すると…

!!?? …涙が溢れ出てきます!? 目から涙がこぼれないように、力を振り絞ります!だって、スキンヘッドのイベントで泣くなんてちょっと恥ずかしい!(当時はそう思ってた)

必死に涙をこぼさないようにして、ふと周りに目をやると…。他の人も泣いている。スキンヘッドでガタイのイカつい男の人が、ボロボロ泣いている。あぁ〜、良かった泣いてもいいんだ!と思った瞬間、涙が止まらなくなりました。

二拾九のどこに泣きの要素があるのかは、よくわかりません。歌詞に泣いていたのではないです。ライブハウスでの歌は、音がでかくて歌詞がわかりませんからね。たぶんボーカルのじろうさんの、「歌声」自体に泣いてしまうのだと思います。それは「人間性」とも言えるのでしょう。

二拾九のライブは何度行っても、泣いていました。去年、復活してたみたいなのでまた情報を集めてライブに行きたいですね。

音楽は人間性

心が動く音楽は、演者の人間性が伝わってきます。それが感動なのか、興奮なのか、気持ち良さなのかは、さておき。

最低限の演奏技術は必要ですが、心を動かすのはそれだけではありません。必ずしも演奏が上手い必要はないと思います。気持ちを伝える姿勢が大事なのだと、思いました。

ライブに行きたいですねぇ…!

 

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