神サマを愛するあまり友達に怒られた
友達にかけた迷惑。自分て自己中なんだなぁ、と反省しました。
神話の世界へ旅行する
柏崎に移住して半年くらい経った頃でしょうか。地元の友達と西日本旅行に出かけました。私も友達も、当時フリーターだったため、2週間ほどたっぷり時間をとって。友達のエスティマで車中泊しながら。三重、島根、鳥取、徳島、兵庫、大阪を旅しました。
本当に仲の良い友達だったので、一緒に旅ができるだけで楽しみでした。さらに楽しみだったのが、初めて行く伊勢神宮と出雲大社。日本神話大好きっ子としては、もうワックワクでした。
大好きな世界に心踊る
伊勢神宮の研ぎ澄まされ、洗練された空間にも感動したのですが、何より良かったのが出雲大社。もともと日本神話の中でも出雲神話が好きなので、ここは出雲大社推しでしょう。大好きな神話の土地いるというだけで、目がギラギラしてました。
いざ出雲大社につくと、その大きさに驚きました。明治の頃のお雇い外国人が出雲大社を見て「デーモンの神殿」と評したそうですが、まさにそんな具合の大きさ。
特にグッときたのが、平成十五年に皇后陛下が出雲大社に詣でて詠まれた歌でしたね。
「国譲(ゆづ)り 祀(まつ)られましし 大神の 奇しき御業(みわざ)を 偲びて止まず」
もう、卒倒もんです。高天原と出雲、天つ神と国つ神、国づくりと天孫降臨…。すべての話を深くご理解されているからこそ、読むことができる御歌。歌の深さに、深く感じ入りました。
その後、近くの島根県立古代出雲歴史博物館に向かいました。博物館に興味がない友達は、外で待ってるとのこと。
さらに広がるめくるめく世界
そこは、私にとどめを刺すような場所でした。出雲大社がかつては超高層建築だったこと、出雲で大量に銅器が発見されたこと、数々の伝承や実物の資料…。刺激的で心踊る場所でした。
そのあたりにいる学芸員さんに、質問までしていました。
超お腹いっぱいになって、お土産まで買って博物館を出ると、2時間も経っていることに気がつきます。やばい…友達を待たせたまま2時間はやばい…。
友達とケンカ
ケンカというか、もう確実に私が悪いですよね。ケンカですらありません。友達は当然、怒っています。
友達：「何してんの！？何時だと思ってるの！？なんでケータイ通じないんだよ！」
金太郎：「あ、ごめん、料金未納でケータイ停められてる…」
友達：「博物館のスタッフにお願いして、館内放送したんだよ！？なんでそれ聞いて出てこないの！？」
金太郎：「あ、それもごめん、有料貸し出しの音声案内聞いてた。イヤホンで聞くやつ…」
とまぁ、友達にとても迷惑をかけてしまったのでした。
なんとか許してもらって、鳥取砂丘でパシャっと。
好きなことに夢中になりすぎ注意
いくら好きな日本神話のこととは言え、夢中になりすぎでした。自己中な振る舞いにとても反省しました。
好きなことに夢中になるのは良いですが、まわりの人の都合も、当然考えなければいけません。
最近では、人と話すのに夢中になってまわりが見えなくなる傾向があります。人と話すのが大好きなので。うれしいことに声をかけてくださることが増えてきたのもありまして。
ただ、嫁さん、娘と一緒に暮らしているのだから、家族の都合も考えなければいけません。出かけるとき、家族は快く見送ってくれますが、それに甘えるように出かけてばっかじゃいけません。バランス感覚ですね…。