神社再建90周年にカフェオープン、感謝の奉納絵馬
集落の氏神様は、大正期の大きな地滑りにより倒壊しました。今年は、その地滑りより再建を果たして90周年。
カフェに改装した建物は、再建50周年の際に建築したもの。
このタイミングでカフェをオープンさせて頂けることに、感謝の気持ちを表したい。そして、集落と神社がこの先も続いていきますように。想いを込めて、神社に奉納絵馬をさせて頂きました。
京都の絵師に、想いを託す
以前から「いつか一緒に何かをしたい!」と思っていた人に、私たちの想いを託すことにしました。京都で古典絵画の制作を行っている諫山 恵実さんです。
柏崎に移住をした当時から、私の活動を応援してくれていた諫やん。奉納絵馬の話をしたところ、快諾。
現地を見たいとまで言ってくれて、実際に柏崎に来てもらいました。
風雅を解する諫やんとの打ち合わせは、楽しかった!夜ももちろん大宴会!
想い溢れる絵
奉納絵馬の題材は「出会い」。私の先祖の初代神主である宮澤広定は、旅の果てにこの地にやってきて、池と陰陽二つの滝に出会います。この出会いをきっかけに、小清水集落は始まりました。
かつてあったとされる一つの池と、陰陽二つの滝、それを見つめる広定という構図です。
ご先祖様への感謝と、小清水集落が好き!という私達の想いを、これでもかと大きな滝で表現!
水の流れ、飛沫、金の霞。ディテールもカッコイイ!木の額は、嫁さんの同級生の作!
広定の横には、この集落に大蛇伝説として伝わる蛇神様にも登場してもらいました。
100年後の絵馬
奉納絵馬を神社に飾った姿。
隣の黒いお馬さんの絵馬は「二舎人黒駒絵馬」。村山致道の作で、奉納されたのは安政7年(1860年)。今から100年以上前の絵馬のとなりに奉納させていただきました。
集落の皆さんも喜んでくださいました!
今から100年後に、今回の絵馬を見た人がどう思ってくれるかな。そう思うと楽しみです。
記念の手ぬぐい
さらに諫やんに陰陽二つの滝のアイコンも作ってもらって、手ぬぐいを作成。プリントは小千谷のCRAZY LAUREL2、金子君、よういち君にお願いしました!魂のプリント!
これまた、カッコイイ!!細い線を、よくここまで綺麗に出せるもんです!
まだ、何枚か在庫があります。
お礼とこれから
たくさんのご恩のもと、イーリーカフェをオープンできること、忘れずに。100年先も集落と神社が存続していることを目指して。進んでいきます。
今回のプロジェクトに携わってくださった皆様、ありがとうございました!