3月11日
東日本大震災から5年が経過しました。
人生には嬉しいこと、楽しいこと、もちろん辛いこと、たくさんのことがあります。色々なことをひっくるめてひとつの人生があります。言葉にならない思いもたくさんあります。
私のも、泣き笑いして生きているひとつの人生です。家族と元気に過ごせる。仕事で認められた。誰かと喧嘩した。友達と楽しく話した。いいこともそうでないことも、ひっくるめてひとつの人生、ひとつの命です。
その命が、東日本大震災でたくさん失われたのです。震災での死者は15,890人、行方不明者は2,589人(昨年3.11時点)。
自分と同じように生きていた人たちと、そのまわりで。
たくさんの命が失われました。
私はその事実を、いまだに理解しきれていません。捉えきれていません。そんなにもたくさんのひとの人生がなくなってしまったことが、どういうことなのか、考えてみても気持ちの整理がつきません。
5年という月日がたち、街もすこしづつ復興して、ご遺族にも「震災」以外の日常があったことと思います。それでも、震災前の日々に戻ることは決してできません。失われた命は戻ってこないのです。
当然ですが、どんな災害や事故も、「突然」に起きます。突然のことが起きたとき、私たちはどう対処するのか。悲しいこと、辛いことがおきたとき、どのように生きていくのか。また、強く在るのか。常に考えていくべきです。
東日本大震災で被害に遭われた方、またいまなお続く困難に、思いを寄せて書きました。すこしでも、傷が癒えることを祈っています。