Chaos金太郎

移住10年目。新潟県柏崎の山間の集落を存続させるため活動中。

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移住してわかったチャリの楽しさ

      2015/10/04

友達と柏崎の街で遊んでいた時のこと。夜の街を徘徊するにあたり、友達はスケートボードに乗っており、彼は私にチャリを貸してくれました。私はスケートボードはできないので…。友達が貸してくれたのは普通のチャリだったのですが、スケートボードの後について夜の街をクルージングしたのです。その時なんとも言えない高揚感というか、開放感を感じました。初夏だったことも関係あったかもしれないのですが、とてもワクワクしました。

なんでそんなにワクワクしたかというと…移住して初めてチャリで街を走ったからだったんですね。地方は車社会です。しかも私が住んでいるのは山の中。何をするにしても車、車です。職場や買い物へは、家の玄関出て車に乗って目的地の門をくぐる。車の他に移動手段は使いません。

東京にいた頃はチャリで移動することが、ほとんどでした。チャリなら終電も気にせず、小回りがきくからです。高円寺のライブハウスや吉祥寺での遊び、移動手段はチャリでした。ちょっと頑張れば新宿や池袋も行けましたが、あの辺でチャリに乗ってると100%職質されて、窃盗チャリじゃないかと警官にからまれるので、あまりいきませんでした。

遊びに行った往復の道中、ウォークマンで音楽を聴きながらプラプラとチャリを漕ぐ。普通のママチャリ。冬は関東の空っ風で指が千切れんばかりに寒いし、夏はアスファルトの照り返しで汗びっしょり。遠くに行った時は「ここからチャリで帰るのか…」と、うなだれたもんです。でも楽しいんですよね、なぜか。今日1日、遊んだことを思い出しながら、明日は何をしようかな、と考えながら。嬉しかったこと、楽しかったことを考えながら、夜の街灯に照らされ、漕ぐチャリは最高に楽しいです。

よし、チャリを買おう!と決意。数年前ですが、スペシャライズドのMTBを買いました!ま、この山の中でママチャリはキツイですからね。街まではとてもじゃないけど、チャリじゃいけないし。2時間くらいかかっちゃう。MTBで山道走るのも楽しいですよ!子どもの頃のピュアなハートを思い出します。

目的地まで行くには車が一番楽で早いですが、移動手段自体を楽しむことも、たまにはいいもんだと思います。

 - 移住, 遊び